<Ads No.03> 忘れられない3.11の記憶
GWになると3.11のあの衝撃と言うか恐怖、絶望感が再び脳裏に浮かぶ。
ちょうど仕事であるビルの地下3階に居た時だった。
突然の縦揺れから徐々に大きくなる横揺れへ、
ココから出られるのか?と一瞬頭をよぎった。
地上へ出ると知人が居り、東北で大きな地震だと。
それからしばらくして目にした大津波の映像、頭が真っ白になった。
見覚えのある海岸や街が黒い海にのみ込まれていく。
2ヶ月後、GWに親戚の家の片付けで東北沿岸部を訪れた。
あの場所も思い出も流されてしまった。
日本列島は豊かな自然がある反面、厳しい試練を我々に与える。
自然を前にして人間なんて無力だ。
でも、命を守るためにできるだけのことをしなきゃならない。
あの日、海岸沿いの7万本の松は津波によって倒された。
しかし、タブノキやシラカシなどが混ざった森は
津波を食い止める役割を果たしていたようだ。
タブノキなどの常緑広葉樹は地下にまっすぐ3〜5メートルも根が伸びるので、
津波や台風にもビクともしない。
このタブノキなどを植えた防潮堤を
岩手から福島、茨城までの海岸沿いに3000キロ、幅100メートルの規模で築く
「緑の防潮堤」プロジェクトがある。
コンクリートの壁じゃなく奥行き100メートルの緑の丘で津波を防ぐ計画だ。
このプロジェクトを推進したのが、4000万本の木を植えた男、宮脇 昭。
「木を植えた男」と言う絵本がある。
戦争で荒廃した荒地にただひとり、木を植える男の話。
我が身の為ではなく、自然を含む他者の為に生きる。
壮大だ。
まるでこの絵本の男と同じ人生を歩んたのが宮脇 昭 教授。
残念ながら2021年7月16日享年93歳で永眠された。
原爆投下された広島の爆心地から数キロメートルにいた先生が、
爆心地近くで見た光景がそもそもの原動力になったそうだ。
すべてが焼けただれた中で、数本残っていたタブノキに新芽が出ていた。
この生命力を国土と国民の命を守るため使うことに一生を捧げ、
タブノキ4000万本を植樹。
今ではその活動が世界に広がっている。
「さぁ、見てろよ世界!」“Now You Look Out, World”
最後に、
専門家の間では南海トラフ地震が2035年プラスマイナス5年で必ず起こるとされてる。
一刻の猶予もならない。
この活動を東日本だけでなく東南海まで拡大し加速させねば。
この活動を加速するよう一人でも多くの人に政府に働きかけて欲しい。
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▶国土交通省へ働きかけたい方
https://www1.mlit.go.jp:8088/hotline/cgi-bin/u_hotline02011.cgi
政府への働きかけの例
2035年プラスマイナス5年で必ず起こるとされている南海トラフ地震。
東北地方で進められている「緑の防潮堤」プロジェクトを
国が主導して東南海まで拡大し、早急に進めて欲しい。
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▶応援や寄付はこちらへ
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・森の防潮堤協会:http://morinobouchoutei.com
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